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ゆたかな丘 News & Events

各種行事の変更について

保護者の皆様 学校再開にあたり、感染症予防のため、見直す行事や教育活動が多数ありますので、添付した通知の通り、お知らせ致します。また、PTA関係の行事はPTA組織がまだできていませんので、6月中はありません。組織ができてから動き出すことになります。どうぞよろしくお願いします。         校長 見目 宗弘
通知:各種行事・教育活動の変更について.pdf             

 やる気のもう1つの顔、自己肯定感

 品川女子学院の漆紫穂子校長先生がその著書『伸びる子の育て方』(ダイヤモンド社)の中でやる気が出る瞬間を次のように言っています。

  私は、子どものやる気のスイッチがオンになる瞬間を数多く見てきました。どうい
  う瞬間にスイッチがオンになるのか。それは、大きく分けて4つあります。
  ①好きなことに出合ったとき
  ②できなかったことができたとき
  ③目標ができたとき
  ④人の役に立つと感じたとき p.62

 この①と③は今まで見てきた願望(目標)です。
 では、②と④はどう考えれば良いのでしょうか。
 確かに、わかったときやできたときには自然と意欲が高まっています。また、誰かの役に立ったときは自分が誇らしく思え、やる気になっています。
 ②と④に共通するのは、自己肯定感です。自己肯定感とは、自分を認め、肯定する気持ちです。達成できて自信をもち、集団に貢献できて、自分に満足できています。自分で自分を認める気持ちが高まり、心がプラスに刺激され、やる気が出ているのです。
 このようにやる気には自己肯定感に関わる側面があります。だから、まとまっているクラスにいると自然と勉強もやる気になってきます。クラスの中で認められ、役立っていると実感でき、意欲がわいてくるからです。        校長 見目 宗弘

自分の「あこがれ」を肯定しよう!

 校長先生の話を受けて、、、

 私たち大人は、子どもたちに幸せになってほしいと思っています。
 ここはひとまず信じてほしいところです。

 ただ「しあわせ観」が違うので、
 すれ違ってしまうことがありますね。

 大人は、まず「安心 安全」を望みます。
 自分の愛する存在を失いたくないですからね。
 傷付く姿は見たくないですからね。

 そのための安全策、つまり安全「柵」が、
 子どもの行動を制限する「柵」になってしまうことがよくあります。

 整理すると、大人がする子どもへのアドバイスのスタート地点は
「愛」であり、「守りたい」「傷付いてほしくない」という思いです。
 そこで、一番すぐに思いつく安全安心な道は、「自分が通ってきた道」
です。

 しかし、時代も違いますし、親と子は別な存在です。違う価値観を持った存在です。

 なので大人のアドバイスは、ひとまず一つの情報として受け止めてほしいです。
 「あなたのために言っているの」というのは本当ですから。

 そのうえで、自分の考えを確立してください。

 進学するのも、就職するのも自分です。親じゃないです。先生じゃないです。
 そして、10年後、20年後、時代の中心を生きるのもあなたです。

 周囲の人たちに理解されないで苦しんでいる人もいるかもしれません。
 でも、自信を持っていきましょう!
 人生の主人公はあなたですから。

 テクノロジーは夢やあこがれを持っている人たちの強力な武器です。

 今すぐ歌手になれます。俳優になれます。小説家になれます。絵本作家になれます。
お笑い芸人になれます。なんでもなれますよ。

 夢を語りましょう!語り続けましょう!
 夢を語る人は、夢を語る仲間を得ることができます。

 くじけそうになったら、植松努さんのお話を聞いてみてください!

 植松努TED

なりたい自分-今の自分=願望(目標)

自分自身のことはなかなかわからないものです。それは自分のことは当たり前すぎて自分では見えないからです。けれど、自分のことが見える時があります。それは、例えば試合に負けたときです。試合に負けたとき、力が足りなかった自分の姿が見えてきて、なりたい自分に近づくために勝ちたいという気持ちが強くなります。この願望(目標)がやる気のもとです。願望(目標)はなりたい自分から今の自分を引いたときに見えてきます。強くあこがれるものがあるときも、その姿に近づきたいという願望(目標)が明らかになります。

やる気が出ないときはこの願望(目標)がわかるような行動をすると良いです。自分のあこがれは何なのか、外に目を向けることで、願望(目標)が見えてきます。あるいは人と話をすることで、自分に足りないものが見えてきます。例えば、友達は将来をどんな風に考えているのか、先輩はどんな勉強をしたのかなど聞くことです。人と話をすることで「友達はこんなに深く考えていたのか」「先輩は影でこんなに勉強していたのか」など、人との違いに気づき、なりたい自分が見えてきます。

外に目を向けたり、人と話をしたりしますが、大切なのは、そのようなことをして、自分を見つめることです。「自分はどうなっていたいのか」「自分は何をしたいのか」など、一番かんじんなことを自分自身に問うことです。これは本人にしかできません。だから、やる気の責任者は自分なのです。            校長 見目 宗弘

心を動かすには行動を起こすこと

やる気は脳の真ん中の即坐核(そくざかく,側坐核とも表記)が作り出しています。この即坐核について,『伸びる子の法則 自ら学ぶ習慣が身につく学習法』家庭教師のトライ専務取締役 森山真有著(PHP文庫)には,次の説明があります。

 「やる気」を生み出す即坐核は,放っておいては動き出さない性質を持っていま
     す。何 らかの刺激を与えないと,十分に活動しない部位なのです。ですから,ま
     ずは何らかのアクションを起こして,即坐核をちくちく刺激してあげなくてはなり
     ません。刺激にもいろいろありますが,「すごい!」「楽しい!」というような体験
     をさせてあげることが大切です。


やる気の脳は刺激しないと動き出さないのです。この引用の「何らかのアクションを起こして」とあるように,行動することが鍵となります。つまり,やる気=心を動かすには行動が必要だということです。じっとしていては心は動かず,やる気が起きてこないのです。

やる気を出すには,まず,行動することが大切です。

では,どんな行動をすれば良いのでしょうか。それは次回。  校長 見目 宗弘

総体地区大会の中止について

 栃木県中学校総合体育大会の中止を受け,本地区においても,県総体日光地区予選会,いわゆる夏の地区大会についての中止が5月21日(木)に決定されました。また,県吹奏楽コンクール,県学校音楽祭中央祭,地区音楽祭,今市ブロック音楽祭も中止決定となりました。
 これまでの活動の集大成となる夏の大会や中央祭。それらを目標に練習に励んできた3年生にとっては本当に残念な結果となり,悔しい思いでいっぱいだと思います。
 6月8日(月)から部活動を段階的に再開しますが,3年生にはぜひ部活動に参加してほしいです。これまでの活動の締めくくりとして,また,下級生の指導・伝統の継承のために。ただ,長引く休校のため,進学に向けての学習に切り替えたい,活動する意欲がわいてこないという場合は,無理をする必要はありません。やむを得ず,参加を断念する場合も,途中退部扱いにはしません。
 今,言えることは3年生の皆さんが今まで一生懸命になって取り組んだその過程や努力はそれ自体尊いものであり,皆さんの財産であるということです。日々の地道な練習や活動そのものが皆さんの心身を作り,過去の努力が皆さんの今を支えています。ここまでよく頑張ってきたと思います。これからのことは,自分を見つめ,各自が答えを出してください。
 なお,3年生の部活動終了時期については,追って連絡致します。また,今後,競技によっては地区大会に替わる案が示される可能性もあることもお知らせ致します。(ただ,このような状況下ですので,代替案も実現できるかどうかはまだわかりません。)                                                                         校長 見目 宗弘

おはようございます!

 分散登校第2週目がスタート!

 3年生は2日に1回のペースで。
 1、2年生は週に1回のペースで。

 どうですか?
 ちょっとは生活にメリハリが出たでしょうか?

 私たち教員にとっても、いいウォームアップになっています!
 
 何より、みんなに会えるのが嬉しいです。

 もうすぐ1005000アクセスですね!

 今後とも宜しくお願いいたします!

やる気の責任者は自分自身

やる気について考えてきます。

「やる気を出しなさい」と言われてもなかなかやる気は出てきません。この反対に、いつの間にかやる気になっていたということもあります。やる気は自分でコントロールしにくい特徴があります。また、やる気は環境に左右されるという面もあります。クラスが楽しいからやる気が出た、先生が声をかけてくれるからやる気が出た、親がサポートしてくれるからやる気が出た等々。こう考えると、やる気のもとは自分以外にあるように思われます。コントロールしにくいもの、周りの環境に左右されるものといったところにやる気の特徴があります。

やる気にはもう1つ、大きな特徴があります。それはやる気の責任者は自分自身だということです。「先生に叱られたからやる気がなくなった」「家で勉強したかったけど、弟たちがうるさいから勉強しなかった」。こういうことはあり得ることですが、その結果、行動しないと「叱った先生が悪い」「うるさい弟たちが悪い」とはなりません。それは行動の責任者は自分自身だからです。結果の責任は自分、行動の責任も自分、だから、行動のもととなるやる気の責任も自分なのです。

とても複雑な思いになりますね。やる気は周囲の環境に左右され、コントロールしにくいものなのに責任だけ負わされるなんて。ここにやる気の難しさがあります。

そもそもやる気とは何なのでしょうか。『勉強の結果は「机に向かう前」に決まる』池田潤著(サンマーク出版)という本には、やる気を考えるヒントがあります。

・「やる気」の本質とは、あなたが掲げる目標が、本当にあなたの心を震わせるよう
 な目標であるかどうかということです。p.7

やる気は心の問題なのです。やる気をコントロールしにくいのは、やる気が心の問題だからなのです。だから、頭ではわかっていても行動できません。

となると、どうすれば心が動くかという問題になります。
それは次回。                        校長 見目宗弘

学力向上の公式

人は物事をどのように理解しているのかを研究している人がいます。また、頭はどう働いているのかを研究している人たちがいます。認知心理学者や脳科学者と言われる人たちです。それらの人たちは勉強をどうとらえたのでしょうか。これからそれらの学者の人たちを中心に、教育者と言われる人も含めて、勉強に関するいろいろな考えを見ていきたいと思います。

いろいろな考えを整理する上で、まず、勉強にとって一番大切な考えを示します。認知心理学者の佐藤浩一さんが『学習支援のツボ 認知心理学者が教室で考えたこと』(北大路書房)に書いていた、次の公式です。

○学習の成果=「やる気」×「勉強量」×「勉強方法」

勉強というと「勉強の方法がわからない」ということが真っ先に上がりますが、方法のみに目を向けるのではなく、「やる気」「勉強量」「勉強方法」という3つを広く考えていくことが大切です。やる気がないのに時間をかけて勉強しても成果が出ないし、意欲があっても効果のない勉強方法で勉強したら結果が出ません。3つのバランスが大切なのです。

この公式に基づき、次回から順を追って勉強の要素を見ていきます。次回は「やる気」についてです。                   校長 見目 宗弘