校長室だより

校長室だより

実りある2学期に

 長かった夏休みが終わり、学校には、子どもたちの明るい笑顔が戻ってきました。
 始業式では、子どもたちに、『あなたがくだらないと思っている今日は、昨日亡くなった人がなんとかして生きたかった、なんとしてでも生きたかった今日なんです。』という「ひすいこたろう」さんの言葉を紹介しました。二学期は運動会をはじめ、小学生は稲刈り、農園の収穫、スケート教室、中学生は職場体験学習や奥日光自然体験学習と思い出に残る行事がたくさんあります。まだまだ暑い日が続きますが、体調に気を付けながら、生きている今日一日一日を大切にして、何事にも一生懸命に取り組み、実りある学期にしてほしいと伝えました。
 さて、最近は、感染症防止に十分配慮しながらも、徐々に日常を取り戻していこうという社会的な流れとなっています。今年度の運動会も学校単独での実施となってしまいましたが、感染症防止の観点から制限を加えながら、小来川小中学校伝統の応援合戦や綱引き、玉入れなども復活させる予定です。前述の通り、子どもたちにとって二学期は、年間を通して最も充実した学期になることが期待されます。同時に、様々な行事を通して大きく成長してくれることを期待しています。
 全職員で協力し、子どもたちの健やかな学びを保障しながら、全ての子どもたちが安心して楽しく通える魅力的な学校にしていく所存です。
 今後とも、保護者や地域の皆様のご理解ご協力をよろしくお願いいたします。

「心と体を鍛え 有意義な夏休みを」

 早いもので、1学期も終わり、子どもたちの大好きな夏休みがやってきます。1学期は、小学生は5,6年生が鎌倉方面への修学旅行、3,4年生が板荷での宿泊学習。中学生は、全学年での東京方面への遠足とたくさんの行事をとおして、心も体も大きく成長しました。
 さて、栃木県を含む関東甲信地方は、平年より22日早く、梅雨明けとなりました。6月中の梅雨明けは、4年ぶりだそうです。ただこれほど暑くなりますと、熱中症等心配な面もあります。最近では、再び新型コロナウイルス感染症の新規感染者数が増えています。学校では、基本的な感染防止対策を継続しながら、今できることを、子供たちと向き合って今後も取り組んでいきたいと思っています。また、熱中症対策として、こまめな水分補給と人と距離のとれる場所ではマスクを外すよう、子どもたちに指導しています。子供たちへの声掛けと共に、教職員もマスクを必要としない場面では率先して外し、子供たちと一緒に熱中症の予防に努めています。
 夏休み中は、日常の生活が学校中心から家庭中心となります。御家族で過ごす時間を大切にしていただき、子どもたちがのびのびと安全に過ごしながら心と体を鍛え、2学期には更に成長した姿で登校してくれることを楽しみにしています。保護者や地域の皆様には、引き続き本校の教育活動への御理解と御協力を賜りますよう、改めてお願い申し上げます。

「梅雨の時季には読書を」

 最近の子どもたちは、あまり本を読まなくなってきたと言われています。学年が上がるほど、その傾向が強くなるようです。そんな子どもたちが読書好きになるには、興味のわく本と出会うことが大切です。先日、業者さんが持ってきた沢山の本の中から図書室に置きたい本を選ぶ「巡回図書」がありました。教職員は子どもたちに読ませたい本を、中学生は読んでみたい本を選びました。楽しそうに本を選んでいる中学生の姿が、とても新鮮でした。また、読書をすることが多い子どもほど、コミュニケーションスキルや礼儀・マナースキルが高い傾向にあるそうです。そして、本を読むと集中力や忍耐力が養われることが最大のメリットだそうです。ぜひ御家庭で時間がある時には、図書館や書店に連れて行っていただき、子どもたちが興味や関心を持てる本に出会う機会を作っていただけたらと思います。その他、家族で一緒に読書をしたり、同じ本を読んで感想を共有する楽しみ方もおすすめです。
 6月は、梅雨の時季となり外遊びもできない日もあると思います。スマホやタブレットでゲームをしたりユーチューブを見たりする時間を少しでも減らし、読書の時間を増やしてみてはいかがでしょうか。そして、興味のある本を読むことから始めて、少しずつ読書をする習慣を身につけて欲しいと思います。

「心の通うあいさつを」

 新年度がスタートして1ヶ月が過ぎました。新入生もすっかり学校に慣れ、毎日子どもたちの明るく元気な声が響いています。小学校の登校班の班長さんは、リーダーとしての自覚が高まり、下級生に優しく声をかけながら登校しています。新年度を迎えて、とても頼もしく感じています。
 ところで、あいさつを漢字で書くと「挨拶」となります。「挨拶」について調べてみますと、「挨」は「自分の心を積極的に開いて近づく」という意味で、「拶」は「心を開いた状態で、人の心に迫る」という意味と捉えることができるそうです。遠くからでも大きな声で「おはようございます。」と元気にあいさつをしてくれる小学生。自転車や徒歩で登校してくる中学生たちも明るいあいさつで、たくさんの元気を私にくれます。地域の方々も立哨指導をしている私に、あいさつをしてくださいます。本校の一階廊下には、「あいさつ通り」という看板がありますが、小来川地区全体が「あいさつ通り」だなと感じています。毎朝、子どもたちの登校を見守りながら、私自身が清々しい気持ちにさせていただいています。
 あいさつとは、人と人とのコミュニケーションを図るために必要な基本的要素です。明るく元気な気持ちのよいあいさつを意識して、心の通うあいさつをしたいものです。

「新年度を迎えて」

 あたたかな日差しがふりそそぐ校庭に子供たちの元気な声が響き、令和四年度がスタートしました。日頃より地域の皆様、保護者の皆様には、本校の教育活動に深い御理解と御支援をいただき、心より感謝申し上げます。
 今年度は、入学式に小学一年生四名、中学一年生一名を迎え、全校児童生徒二十二名と教職員二十三名で令和四年度の教育活動をスタートできることを嬉しく思います。
 今年度、本校では目指す子ども像として、次
の三つを掲げ取り組んでいく所存です。・心身共に健康で、自ら問題を発見し解決 できる児童生徒(体)
・広い視野と見識を持ち、主体的に判断で きる児童生徒(知)
・多様な人々と協働できる児童生徒(徳) 我々教職員一同、子どもたちが早く新しい学年での学習や生活に慣れ、毎日の学校生活が充実し、安全で安心して過ごすことができる場となるよう努めて参ります。
 今年度も新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、保護者の皆様や地域の皆様にも様々な御協力をお願いすることがあると思いますが、どうぞよろしくお願いいたします。
   
 学校教育目標「心身の健康を一に、学びを求め、礼節を舎す児童生徒」
 学校経営の基本理念
「一人一人の児童生徒の人格を尊重し、個性の伸長を図りながら、児童生徒自ら現在及び未来における自己実現を図っていくための自己指導能力の育成に努める。」