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2020年5月の記事一覧

教師の仕事は生徒の皆さんをやる気にさせること

    やる気は生徒の皆さんの問題ですが、教師の側からすると皆さんをやる気にさせることが教師の仕事です。なぜなら、教師の仕事は皆さんに力をつけることだからです。そのためには皆さんをやる気にさせなくてはなりません。
 だから、教師の仕事は2つあります。皆さんに願望(目標)をもたせることと自己肯定感を高めることです。願望(目標)というと難しくなりますが、皆さんの好奇心を高め、心を刺激することです。「おもしろい」という授業をすることです。学習内容に興味を持てるようにすることです。もう1つは、良いクラスをつくることです。居心地の良いクラスをつくることで、皆さんは集団に貢献でき、自然と自己肯定感が高まります。
 皆さんのやる気は、先生方のかかわりと大きく関係しています。豊中の先生方は臨時休業中、おもしろい授業をするために一生懸命教材研究していました。「がんばらねば。」と思います。 校長 見目宗弘

やる気を出すスキル

『勉強の結果は「机に向かう前」に決まる』池田潤著(サンマーク出版)に載っていたやる気を出すスキルをまとめました。あくまでも1つの考えですが、参考になれば幸いです。         
                       校長 見目 宗弘
本からの引用 やる気を出すスキル.pdf

具体的な行動アイデアを募集します!


泣いても笑っても時間は過ぎていきます。
新型コロナウイルス(とその対策)は、私たちの生活に
大きな制限をもたらしています。
それを乗り越え、自分たちの手で、「満足感」や
「納得感」を得ましょう!

生徒のみなさんだけでなく、
保護者や卒業生も一緒になって、まずは知恵を集めましょう!


https://forms.gle/68EUuJE6zneEjEmz5

新型コロナの影響を乗り越える

 新型コロナウイルスによる感染者数は日に日に減り、
日常を取り戻しつつある感はあります。
 しかし、まだまだ影響は大きいです。

 今年度予定されていた行事はことごとく中止となります。
 総体の中止、コンクール中止と、部活動における大きな目標のようなものがなくなりました。
 そして、さらに学校行事も中止や規模の縮小を余儀なくされています。
 例えば、生徒会レク、運動会、そして豊中祭。
 クラスの一体感を味わえる機会がなくなってしまいました。


 どうしましょう?
 コロナだから仕方がない。
 今年は不運だった。

 私はそう思いたくありません。

 大会やコンクール、そして学校行事は、言ってみれば
「充実感を味わうためのきっかけ」「人間関係について学ぶためのきっかけ」の
一つです。

 だから、生徒の皆さんには知恵を出してほしいと思います。
 コロナの影響を乗り越えながら、自分を磨き、人間関係を上手に築き、二度とない中学校生活を価値あるものにする具体的な行動をとってほしいです。

 今までは、与えられた機会を受け取り、それにぶつかっていました。

 今回は、成長するための機会を自分で生み出すことが求められています。
 待っているだけでは、「コロナのせいで・・・」となります。

 しかし、これをチャンスととらえ、前進しましょう。

 特に3年生、「あの時の3年生は立派だった」と言われるように、
知恵を出し、汗を流し、行動していきましょう!

 長文失礼しました。岩井

達成感を味わうための小さな目標

 できなくてもよい願望(目標)は大きな気分になれるけれども、実際は実現できないことでだんだんとやる気が失せていってしまいます。心理学者のバンデュラという人は大きな目標に達するための小さな目標を考えました。

・人が何かに取り組む時には、目標が必要である。目標が明確である方が,取り組み 
 やすいし、意欲もわいてくる。しかし、遠隔目標、すなわち遠い将来の大きな目標
 では、その効果は半減する。(中略)バンデュラは、遠隔目標へと至る道筋の上
 に、できるだけ 身近で小さく具体的な目標を段階的に設定することによって、行
 動コストを押し下げ,「自分にもできそうだ」という感覚を高められるのではない
 かと考えた。これが、近接 目標の考え方である。また、バンデュラは、この「自 
 分にもできそうだ」という感覚を 自己効力と呼ぶ。算数を課題とした研究の結
 果、近接目標を与えられた学習に取り組ん だ子どもたちは、自己効力を高め、実
 際の成績も飛躍的にこうじょうさせることができた。(中略)毎日コツコツと努力
 するためには、毎日の努力を導く身近で具体的な目標が必要なのであり、「気合」
 だけではダメである。pp.189-191
        『学ぶ意欲を育てる 子どもが生きる学校づくり』奈須正裕著(金子書房)より

 
 バンデュラのいう小さな目標はクリアするたびに達成感を味わえるもので、自己肯定感を味わえます。大きな目標である願望(目標)と自己肯定感を味わえる小さな目標を組み合わせることで、やる気が持続します。      校長 見目 宗弘