2023年6月の記事一覧
G7日光 本校の子供たちがお出迎え
G7男女共同参画・女性活躍担当相会合が、奥日光を舞台に開催されました。6月24日(土)に各国の閣僚が県日光自然博物館を訪れる際、本校の子供たちがエントランスホールでお出迎えをしました。子供たちが両手に各国の国旗を持ち、笑顔でお迎えしたところ、閣僚の方々は大変喜んで手を振ってくださいました。その後、四季彩ホールに移動し、閣僚や県知事、日光市長等の方々と一緒に、大画面で奥日光の映像を見たり、宇短大附属高校やそのOBの方々の演奏や歌を鑑賞したりしました。
子供たちは、各国で活躍されている方々と間近で触れあい、重要な国際交流の場に参加するという貴重な体験をすることができました。男女共同参画についての関心も高まったのではないかと思います。
浴衣着付け茶道体験教室
6月19日 小学5、6年生、中学2、3年生において浴衣着付け茶道体験教室が行われました。
和装文化伝承会の方2名を講師としてお迎えし、お借りした浴衣を自分で着付けする体験を行いました。着付け体験の前には、着物にはTPOがあり、着ていく場面や目的に応じて着物を区別することや日本各地で作られている着物の生地について、わかりやすいお話や資料をもとに学びました。
実際に先生が着ているときは美しくスムーズなのに、いざ自分で着てみると難しいものです。タオルをまいて補整をしたり、いくつかのひもを使って押さえたり、女子は半幅帯の結び方が難しかったせいか時間がかかってしまいました。
着付けの後、茶道を体験しました。茶筅や茶杓などお茶の道具を使って自分で抹茶を点てて飲みました。和服を着て、お茶のお菓子や抹茶をいただく経験はなかなかないので、貴重な体験となりました。
今年は、夏祭りや茶会などの行事が各地で開催されるようですので、ぜひ機会があったら、この体験を生かしてほしいと思います。
PTA奉仕作業
6月21日(水)にPTA奉仕作業が行われました。保護者の方、子供たち、教職員がそれぞれの場所に分かれ、作業を行いました。校庭のや土手の除草、松ぼっくり拾い、体育小屋の片付け、木の伐採を行うことができ、学校がきれいになり、子供たちが学習しやすい環境が整えられました。子供たちは、保護者の方々と作業することで、自分たちの学校は地域の方に支えられていることをあらためて感じ、学校を大事に思う気持ちが深まったと思います。
お忙しい中、奉仕作業に参加してくださった保護者の皆様、ありがとうございました。
ヒメマス標識付け・放流体験
6月13日(火)に4・5・6年生は、ヒメマスの標識付け・放流体験をさせていただきました。この体験は、総合の学習として、漁協での取り組みやヒメマスの生態や習性等を学び、郷土への理解を深めることを目的として行っています。
初めに標識付けという脂びれを切る作業をしました。その数、なんと2000匹!時々ピクピクと動く稚魚に驚きながらも、徐々に慣れていく子どもたち。終わる頃には、名人のような速さで黙々とひれを切っていました。
その後、標識付けした稚魚を中禅寺湖に放流しました。近年は、1~2万匹放しても1匹帰ってくるかどうかという状況だそうです。子どもたちは、稚魚に「またねー!」と声をかけ、思いを込めながら放流していました。
今後も学習を重ね、中宮祠のよさを感じるとともに、ふるさとをさらに愛していってほしいと思います。
体験学習にご協力くださった中禅寺湖漁業協同組合の皆様、ありがとうございました。
第1回学校運営協議会
先日 第1回学校運営協議会が開かれました。
学校を核として、児童生徒、保護者の皆様、地域の皆様が協力し合ってまちづくりを進めていくため、市生涯学習課や学校運営協議会委員の方々が集まり、会議を行いました。
グループになって、自己紹介をかねて、各々の将来なりたかった子どもの頃の夢についてお話をしたりして和やかな雰囲気でスタートしました。校長からの学校経営方針の説明や会長副会長の選出、今後の会の運営になどについて話し合いました。委員の皆様には、これから地域とのパイプ役として地域や中宮祠小中学校の教育の発展についていろいろとお世話になります。よろしくお願いします。
創立記念日 全校集会
今日は、中宮祠小中学校の創立記念日です。小学校は121年、中学校は71年の歴史があります。
業間に全校集会が行われ、永年本校の児童生徒がお世話になっている小島喜美男さんにおいでいただき、お話をしていただきました。小島さんがお話ししてくださったのは、芥川龍之介の「杜子春」です。
主人公の杜子春のお父さんとお母さんが馬になってしまい、閻魔大王にむちで打たれてしまいます。そのとき杜子春に聞こえてきたのはお母さんの声でした。「決して声を出してはいけないよ。声を出してしまうと仙人になれなくなってしまうから。」杜子春は、ぐっとこらえます・・・。
小島さんの流ちょうな語り口に、子供たちも職員も、みんながお話の世界へ引き込まれてしまいました。
最後に、小島さんから「杜子春のように、人を思いやる気持ちや自分が信じるものを心の中に強くもち、それをどんどん育てていってください。」というお言葉をいただきました。
創立記念日の今日、人として大切なことをみんなで考えることができました。