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問題を解いた後を大切にする

 「抽象化」ではありませんが、教訓という言葉で、次のテスト等への対応をまとめている文章があります。

 
 そこで、ぼくが大切だと思うのは、与えられた「チャート」や「鉄則」がなくて
 も、そのようなルールを、問題を解くごとに自分で作り出す経験を踏むことだ。こ
 れは、とくにうまく問題が解けなかったときにこそやってほしい。つまり、「な
 ぜ、自分はうまく解けなかったのか」「この問題を解くことによって何がわかった
 のか」という「教訓」を問題から引き出すということである。p.134『勉強法
 が変わる本ー心理学からの アドバイスー』市川伸一著(岩波ジュニア新書)

 
 ここでいう教訓は気づいたことです。他の問題に使うことができるものを導き出しているという点においては、「抽象化」と同じ働きをしています。これは応用問題への対応にもつながります。               校長 見目 宗弘