きぬっ子だより
黄ぶな伝説とお知らせ
<黄ぶな伝説>
コロナ感染症予防に伴う休校が続いていますが、少しずつ緩和の兆しが見え始め、本校でも25日から準備登校が始まります。6月1日からは本格的に授業も再開されます。子ども達の明るく、元気な声が教室や校庭に響くことを心待ちにしています。
日本では今回のコロナ感染症のような「流行病」と戦ってきた歴史があるそうですが、そんなとき「アマビエ」という疫病を予言する妖怪の絵を飾って疫病封じをしたという話を校長先生から伺いました。この栃木県にも「黄ぶなの伝説」というお話があるそうなので紹介します。
昔、宇都宮のある村に天然痘が大流行し、 村人は、神様に「病気が治りますように」と一生けん命お祈りをしました。ある日、病気の人に食べてもらおうと田川で魚釣りをしたところ、鯉のように大きくて、黄色い色をした不思議な鮒をつり上げたそうです。 病人がその鮒を食べると病気が治り、再びその病気にかかることはありませんでした。村人たちは神様のおかげと感謝して、病気よけとして黄ぶなの形をした物を毎年新年に神に供えるようになったそうです。
張り子の黄ぶなは、宇都宮市の郷土玩具として、今も地元の人たちに親しまれています。黄ぶなの形をした最中もおいしいですよね。
このように栃木県を始め、いろいろな地方に病気平癒を願う伝説や伝統工芸品があるのでしょうね。
黄ぶなの張り子
<お知らせ>
花粉症の証明のための缶バッチを制作したことが新聞で紹介されました。そのとき、校長先生と一緒に缶バッチを制作したのが「プラモデルクラブ」の子ども達でした。それを御覧になった方が「子ども達のために」とプラモデルを寄贈してくださるとのことです。
以前、谷商店のご主人が、昔の鬼怒川小学校の校章の「温泉マーク」や鬼怒松の飴を寄贈してくださるなど、様々な場面での皆さんの温かい御支援は本当に嬉しいことです。本当にありがとうございます。
谷商店のかわいい飴