2023年10月の記事一覧
校外外国語授業
10月24日(火)に外国人観光客との英会話授業が行われました。中禅寺温泉バス停から華厳の滝のコースで、小学4年生から中学3年生までの児童生徒が英会話に挑戦しました。
天候に恵まれて世界各国から多くの外国人が中宮祠を訪れ、美しい紅葉を楽しんでいました。イギリス、フランス、ドイツ、オランダ、ルクセンブルク、ロシア、台湾、マレーシア、アルゼンチン、オーストラリア、ニュージーランドなど世界各国からの観光客に話しかけると、ほとんどの方が笑顔で会話に応じて下さいました。
はじめは緊張していた児童生徒たちでしたが、自ら「Excuse me.」と声をかけた後は堂々と英語で質問をし、貴重な実践経験を楽しむことができました。
中学2・3年生(2校時)
中学生は自分で作成した、日本や中宮祠でのルール情報、日光や中宮祠のパンフレットを外国人に手渡して喜んでいただきました。
小学4年生(3校時)
Where are you from?
What Japanese food do you like?
小学5・6年生(5校時)
May I ask your name?
You can see Mt. Nantai. Have a nice trip.
英会話を通して、英語学習の必要性と中宮祠の良さを感じた時間でした。
巣箱観察
10月18日(水)、小学生は学校裏の林で巣箱観察を行いました。子どもたちは「今年は何が入っているかな?」と、期待に胸を膨らませながら出かけました。2班に分かれて観察し、合計で3つの巣の跡を見つけることができました。葉っぱや動物の毛、人工繊維などを集めてできた丸い巣、作りかけで使うことのなかった巣など、鳥たちが巣箱を使った形跡が見られ、子どもたちも興味深そうにしていました。
巣箱を使うかどうかは、かける場所や向きなど様々な条件が関わるようです。また、巣箱はここに住む鳥たちにとって助けにもなるそうです。環境を保護していくのは大変なことですが、ふるさとについて学びを深め、自分たちにできることを見つけてほしいと思います。
邦楽スクールコンサート
10月19日(木)邦楽スクールコンサートにおいて、講師に三曲協会より青木源勢先生をお迎えして、お箏と三味線の体験を行いました。
「八千代獅子」を鑑賞させていただきましたが、小中学生ともに先生方の指の動きに見とれていました。
小学生は「ちょうちょ」をお筝で演奏しました。低学年の児童は、爪が抜けてしまったりと悪戦苦闘していましたが、全員が弾くことができるようになりました。三味線の演奏は弦のポジションを抑えるのが難しいのですが、音を出すことができた時は、みんな嬉しそうでした。中学生は「さくら」の替手の練習をしました。3年生は今年最後ということもあり、先生方に感謝の気持ちを込めて、授業で創作した旋律を発表しました。
本校は毎年、児童生徒全員が先生方から指導を受けます。そのおかげで、中学生になるとかなり上達します。本校ならではの特典です。
2時間続きの授業でしたが、誰一人として飽きることなく楽しく活動することができました。また来年が楽しみです。
自然探索
10月11日(水)に自然探索が行われました。今年のコースは、中禅寺湖北岸~千手ヶ浜~西ノ湖です。
天候に恵まれて予定通り実施することができました。ガイドさんは、中宮祠小中学校にゆかりのあるベテランガイドさんで、当日はわかりやすく興味深いお話をたくさん聴かせていただきました。
心地よい風を感じながら歩く中で、山ブドウやナナカマドの葉が紅葉している様子に秋を感じたり、展望台からの絶景に感動。どんぐりの実やヒカリゴケを見つけたり、地形を観察したり、山ブドウの木のツルをブランコ代わりに利用して、はしゃぐ子供達。普段とは違う中禅寺湖の景色を見ながら、約2時間かけて千手ヶ浜まで歩きました。ランチタイムでは、作ってくれたお家の方に感謝しながら食べる子供達に、職員も心が温かくなりました。
西ノ湖に向かう途中で小熊を目撃。丸太の上を器用に歩いたり、川で遊ぶ様子がとてもかわいらしかったです。千手の森歩道を通り、西ノ湖へ。湖が元の大きさよりもかなり小さくなっている様子にびっくり。ミズナラの巨木を全員で手をつなぎ、幹の周りの長さを測りました。大自然を満喫することができました。
ミッション活動では、事前に小学4年生~中学3年生が協力して問題を作成、当日発表し大好評でした。
大自然に触れる活動を通して再度、奥日光を訪れたいと感じる一日となりました。
ヒメマス採卵体験学習
10月3日(火)に4・5・6年生は、ヒメマス採卵体験学習を行いました。放流体験に続き、今回も中禅寺湖漁業協同組合の皆様にご協力いただき、貴重な体験をさせていただきました。
今回は、大きく育った3年魚のヒメマスから採卵しました。子どもたちは「すごく大きい!」と声を上げ、稚魚との違いに驚いていました。作業が始まり、ヒメマスを持った瞬間、ちょっとおっかなびっくりな子どもたち。不安そうな表情をしながらも一つ一つの工程を慎重に行っていました。何度も挑戦していると、子どもたちも慣れてきて、体のしくみを観察したり、卵について質問したりと興味が深まっていく様子が感じられました。また、「ヒメマス、かわいいね!」と笑顔を見せながら、大事そうに扱うも見られ、心温まりました。
この体験活動は、自然保護や生命の尊さなど、かけがえのないものを直に感じ取ることができる貴重な体験だったと思います。このような活動ができる素晴らしい環境とそれを守る地域の方々からたくさん学ばせていただいた1日でした。