「当たり前の生活様式」から「新しい生活様式」
令和2年6月1日。新型コロナウィルス対応のための臨時休業が終わり、学校が再開しました。3か月前までは、毎日の学校生活はずっと続くものだと思っていました。日課どおりに進む時間。学校暦に予定された行事の実施。ずっとこのように日々を過ごしていました。「当たり前」の日常があったのです。社会状況の変化によって、「当たり前」ができなくなって、「当たり前」なことはどこにもないことに気づきました。「当たり前」の日常の時間が続くことが特別なことだったのかもしれません。
学校が再開して、子どもたちが学校で生活することの意義を、改めて実感することができました。同時に、「当たり前」の学校生活も、臨時休業中の生活も、子どもたちにとって、等しくかけがえのない1日だったことも感じています。これからは、「当たり前」の毎日が価値あるものとして、教育活動を進めていきたいと考えています。
これからしばらくは、新型コロナウイルス感染症と共に生きていく社会が前提となります。長丁場に備え、手洗いや咳エチケット、換気といった基本的な感染症対策に加え、感染拡大リスクが高い「3つの密」を徹底的に避けるために、身体的距離の確保といった「新しい生活様式」に、学校を含めた社会全体が移行することが求められています。学校においても、「マスクの着用」及び「手洗いなどの手指衛生」など基本的な感染対策を継続する「新しい生活様式」を導入し、感染及びその拡大のリスクを可能な限り低減しつつ、教育活動を継続し、子どもの健やかな学びを保障していくことを目指していきます。今後とも御協力よろしくお願いします。