足尾小中学校だより

5・6年生が環境学習を行いました

 6月7日(金)に5・6年生が総合的な学習の時間の環境学習を行いました。今回のテーマは足尾の自然環境です。初めに環境学習センターで足尾の自然と銅山の関係性や、植樹等による自然環境の修復について、説明を聞きながら学習しました。大きな航空写真から、自分たちの住むエリアと備前楯山の銅の採掘に関係するエリアの様子についても理解を深めました。

続いて、バスで旧松木村跡に向かいました。ここからはボランティアの方に案内をしていただきながら学習します。バスは途中で現れる鹿や猿を横目に、どんどんと奥に向かって進みます。すると、旧松木村の跡が見えました。この地に多くの人々が生活をしていたそうです。

バスを降り、徒歩で進むと、かつては銅山のガスや山火事の影響で樹木も草一本もない山になっていたこと、それによって土砂災害が続いていたこと、その後多くの人々の力によって現在までの状態に緑が戻ったこと、自然を蘇らせることの大変さと環境への意識を高める必要があることなどを説明していただきました。

 地域の環境問題や自然について実際に見て、聞いて学んだことを、これからの学習に生かすとともに、足尾小中学校の自分たちに何ができるのかも考えていけると良いと思います。