ふるさと足尾の歴史

松木山腹工

 5・6年生の総合では、足尾の環境問題について調べています。6月には植樹体験もしました。その後、「足尾に緑を育てる会」の会長さんにお話をお聴きしたり、資料を使って調べたりして、模造紙にまとめました。その作品が廊下に掲示してあります。

「松木山腹工」というカードをいただきました。表には写真、裏面にはデータや基本情報、こだわり情報が掲載されています。国土交通省が設置者で1987年に着工したそうです。基本情報には

「足尾地区はかつて銅の生産を中心に発展してきました。しかし、足尾銅山の煙害や木々の伐採、山火事により、次第に森林が消えてしまいました。足尾地区の砂防事業は下流への土砂流出を防ぐ砂防堰堤の整備を中心に進められてきましたが、土砂の供給源を絶たない限り、根本的な対策にはなりません。このため国土交通省では荒廃した斜面からの土砂の流出を防ぎ、失われた緑を復元する山腹工を実施しています。」と書かれています。

こだわり情報によると、「山腹工とは山の斜面崩壊を防ぐため、斜面を柵や壁で階段状に整備して斜面の崩れを抑える土留工(どどめこう)と、さらに土が流れないように草木を植える緑化工を行い、安定した山肌に戻す工事のことです。」と書かれています。