中学生にあった暗記法
今まで見てきたように知識記憶より経験記憶の方が記憶に残ります。経験記憶でも、ただ体を使うよりは理解を伴う活動を大切にする必要があります。
高校生になると、丸暗記よりむしろ理論だった経験記憶がよく発達してきます。そ
れは、ものごとをよく理解してその理屈を覚えるという能力です。当然、勉強方法
もそうした作戦に変えていく必要があります。丸暗記はいけません。高校生にもな
れば、もはや丸暗記は効果的な学習法とは言えません。pp.157-158『最
新脳科学が教える高校生の勉強法』池谷裕二著(ナガセ)
中学生は丸暗記から理解した上での暗記に切り替えるときです。暗記しながら自己説明したり、暗記しててもわからないところを調べたりということが定着を確かなものにします。
校長 見目 宗弘