勉強法を考える順番
前置きが長くなりましたが、いよいよ勉強方法について見ていきます。勉強方法を考える際、「理解」→「定着」→「応用」という順番で詳しく見ていきます。この順番は新聞の次の記事を参考にしたものです。
【理解】
理解とは、「うん、なるほど」とよくわかることです。まず、予習で教科書・テキ
ストを読み、自分の分からないところを明らかにします。授業では、わからなかっ
たところを集中的に聞き、教科書に書かれていないことや、先生が強調しているこ
とをメモに取ります。さらに疑問があれば、先生に必ず質問して、その日のうちに
解決するように努 めてください。
【定着】
授業を受けたその日のうちに、復習として、3大練習(音読・書き取り・計算)や
教科書の例題・基本問題に取り組みます。一度覚えたことも、1日たつと半分以上
を忘れてしまいます。理解した内容を確実に身に着(ママ)けるためには、何より繰り
返すことが大切です。①大事なことが口をついてスラスラ言える②楷書で正確に書
ける③基本的な問題 は見た瞬間に答えが出せる—状態になれば、定着したと言え
ます。
【応用】
応用とは、理解・定着したことを「用いる」こと、つまり得点力を身に着(ママ)ける
ことです。そのために取り組むのが問題練習と間違いノート作りです。教科書や
ワーク、テストで間違えた問題を記録します。このとき、間違いはそのまま残して
おくのがポイントです。解答・解説をよく読み、間違えた理由や注意点を赤ペンで
書き込みます。自分がどの段階でつまずいたのか、何が原因なのかを繰り返さない
ために必要な練習に取り組むことで、得点力を高めることができます。
「受験必勝ゼミナール 新学年 学習のポイント」開倫塾講師 緒方滋泰
『読売新聞』2014年(平成26年)4月4日(金)
この説明を参考にして、これから「理解」「定着」「応用」を深く掘り下げて、勉強方法を考えていきたいと思います。 校長 見目 宗弘