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意欲と家庭教育 ごほうびが効果的な場合

 心理学的な立場から判断すると「成績が上がったら○○を買ってあげる」等のごほうびは、効果的な場合とそうでない場合とがあります。
 効果的な場合は子どもに学習意欲がない場合です。ごほうびを目当てに学習をがんばることができます。
 しかし、学習意欲が上がってきた場合には効果的ではありません。学習意欲が上がってきた場合は、学習自体を目的とすることができていたのに、それがごほうびにすりかわってしまうからです。また、ごほうびをくれる人にコントロールされているという気持ちが生まれてしまいます。だから、自ら学習しようという意欲が低下してしまいます。(この情報は『学習意欲の心理学 自ら学ぶ子どもを育てる』桜井茂男著(誠信書房)より。)
 子どもをやる気にさせるのは難しいですね。     校長 見目 宗弘