理解を知る6つの視点
数学で「何を問われているのかがわからない」と思った問題が、後で先生から解説を聞いてみると実は難しくなく、自力で解けた問題だったという経験が生徒の皆さんにはあったと思います。最初に「何を問われているのかがわからない」と思ってしまったところに、理解というものの性質が色濃く出ています。理解は感情に左右されてしまうものなのです。
理解について詳しく知ることは、勉強の質を高めることにつながります。理解について、以下、次の6つの視点から見ていきます。
1 理解はインプットである。
2 理解には理解する素地が必要である。
3 理解は際限がない。
4 理解は説明の仕方、説明内容、説明者に左右される。
5 アウトプットで理解が確かになる
6 理解の当面のゴールはトップダウンの情報処理である。
校長 見目 宗弘