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集中するために必要な休憩時間

 集中力を切らさないようにしながら、勉強の量を増やす。このための1つの方法として、分散学習がありました。集中を持続させるためには休憩時間をしっかりとることも大切なことです。次の引用にあるように、受験生には「休んではいけない」という意識が働きがちです。しかし、休憩時間を効果的にとることで集中力が持続します。

 計画を立てることが上手な生徒は、休憩時間の入れ方も上手です。休むことの重要性
 を体験的に知っているのでしょう。ある生徒が、休憩をとることの大切さを、こう力
 説していました。
 「私は、それまで勉強の合間に休憩をとっても、あまり休んだ気になれませんでし
 た。ただでさえ時間が足りないのに、『休んでいいのか』という焦燥感がつきまとう
 のです。でも、あるときから『いまは休憩時間。目標達成のために必要な時間』と割
 りきったことで、気分がすっきりしました。切り換えがうまくなり、結果として勉強
 にも集中できるようになりました」 (中略)
 人の集中力はそう長くは続きません。「3年後に楽しいことがあるから」というご褒
 美では、とても体はもちません。1か月のなか、1週間のなか、1日のなかに休憩時
 間を設けて、適度な息抜きをするほうが結果として効率がいいのです。p.161
  『伸びる子の育て方』漆紫穂子著(ダイヤモンド社)より

 休憩時間をとることで、集中力が持続し効果が上がります。休憩時間をとり頭をリフレッシュさせましょう。        校長 見目 宗弘