校長室だより

校長室だより

今年度の御支援、本当にありがとうございました。

 小来川振興会長様をはじめとする地域の皆様、PTA会長様をはじめとする保護者の皆様、1年間たいへんお世話になりました。小来川小中学校の教育活動を温かく見守っていただき、心より感謝申しあげます。
 さて、今年は本県で42年ぶりに国民体育大会が開かれます。日光市においても8年ぶりの冬季大会が開催されました。栃木県で同一年に本大会と冬季大会が開かれるのは初めてのことだそうです。本校の子どもたちも、参加される県の皆様の応援のぼり旗を作成するなど協力をしました。しかし、新型コロナウイルス感染症拡大により、原則無観客で開かれることとなり、直接応援することはできませんでした。今年度も、本校におきましては行事等の削減や中止を余儀なくされました。子どもたちも楽しみにしていた地区大運動会が本校のみの開催となり、盆踊りや地区文化祭も中止となってしまいました。
 令和4年度は、今年度の変化を土台にして、様々な面での見直しを図りながら、よりよい「学びの保障」を維持できるよう努めたいと思います。子どもたちの健やかな成長のため、全職員、力を合わせてまいりますので、どうぞ変わらぬ御支援と御協力をお願い申し上げます。

本年もよろしくお願いいたします。

 令和4年がスタートし、約一ヶ月が過ぎようとしています。昨年は、様々な御支援と御協力を頂きまして、誠にありがとうございました。学校では、新学期早々の寒さにも負けず、子どもたちの笑顔と元気な歓声が戻ってきました。子どもたちの表情には、寒さに負けず3学期も頑張ろうという気持ちにあふれています。

 始業式では、「光陰矢のごとし」という言葉を紹介しました。3学期は、一番短い学期であり、大切なまとめの時期です。一日一日を大切に過ごすとともに、進級への準備をしてくださいと子どもたちに伝えました。

 学校におきましても、今年度の学習面・生活面のまとめをしっかりとしていきたいと思います。また、中学3年生にとっては進路を決める大切な時期となります。この3学期が4月から取り組んできた今年度のまとめとして、大きな成果が上がるように支援していきたいと思います。

 そして、今年も子どもたちにとって「楽しい」学校であり、保護者や地域の皆様に「信頼」される学校であるように、保護者・地域の皆様の御理解・御協力を頂きながら、教職員一同、力を合わせて努力していきたいと思います。本年も、どうぞよろしくお願い申し上げます。

「気持ち」をかたちに

 毎年、十二月に人権週間があり、本校でも十二月八日に人権集会が行われました。 集会の中で、子どもたちに十年前に起きた東日本大震災の後に、テレビで何度も流されたCMについて紹介しました。そのCMは、「心はだれにも見えないけれど、心づかいは見える。思いは見えないけれど、思いやりは見える。その気持ちをカタチに」というものです。これは、埼玉県出身の詩人である宮澤章二さんという方の「行為の意味」という詞から作られたCMです。宮澤章二さんは、著書の中で「思いやりの気持ちを持っていても、なかなか行動に移すことは難しい。しかし、その美しい気持ちは、行為になってこそ、初めて意味があることに気づいてもらいたい。」とおっしゃっています。
 本校の子どもたちは、とても優しく友だちを思いやったり気遣ったりすることができています。そこで、学校以外の場所でも見ず知らずの人に対して、その様子を察し行動に移してもらえたらなと思います。これは、ためらいもあり大人であっても勇気がいる行為で、「気持ち」を形にするのは、なかなか難しいことだと思います。私たち誰もが、勇気をもって心遣いや思いやりを行動に移すことができるといいなと思っています。

「ウィズコロナ」の時代へ

 11月に入り、秋らしい日が多くなりました。学校から見える山々も紅葉が始まり、男体山の頂きも白くなってきました。秋晴れの気持ちの良さに、日常を忘れてしまいそうになることがあります。
  最近は、栃木県におきましても新型コロナウイルスの感染者がゼロという日もあり、急速に収束に向かっているようにも見えます。お陰様で、本校の教育活動も少しずつではありますが、戻ってきています。先日は、延期となっていました中学校の修学旅行が、11月10日から12日の2泊3日の日程で無事実施することができました。京都の町も日常を取り戻し、観光客や修学旅行生で活気が溢れていました。修学旅行2日目では、生徒だけで、自分たちが立てた計画で見学地を周り、友情を深めながら楽しい思い出づくりをすることができました。また小学生は、今までリモートでしか実施できていなかった他校との交流学習を、今後再開できそうです。
 テレビでは、新型コロナウイルスの存在を前提に新しい日常を築く「ウィズコロナの時代へ」という言葉がよく聞かれるようになりました。学校におきましては、今後も気を緩めることなく、今まで通りの感染症対策を続けていき、新しい生活様式を徹底して、安全と安心の日々となるように努めていきたいと思います。
 保護者の皆様や地域の皆様には、子供たちの学びを止めないための本校の教育活動に多大なるご理解を賜り、厚く御礼を申し上げます。引き続きのご理解とご協力を、よろしくお願いいたします。

「チーム小来川」を楽しみに

 感染症対策等の制限がある中ではありましたが、学校内での運動会を実施することができました。緊急事態宣言が発令され、今年度も「小来川ふるさと大運動会」を実施することができず大変残念に思いました。しかし、児童・生徒たちは練習時間もあまり取れない中、運動会に向けて、一生懸命に練習に励んできました。    
  運動会当日は、時折小雨の降る生憎の天気ではありましたが、児童生徒、保護者の皆様と共に、予定した種目全てを実施することができました。『今 発揮 頑張ってきた 積み重ね』というスローガンのもとに、子どもたちの頑張っている姿を保護者の皆様にお目にかけられたことを、たいへん嬉しく思っています。そして、親子種目や全校リレーなど、みんなで思い出に残る楽しい運動会となりました。特に全校リレーでは、当初、六チームの参加予定だったのですが、保護者の皆様と教職員のほぼ全員が参加することとなり、全八チームでのまさに全校リレーとなりました。お陰様で、たいへん盛り上がり、「チーム小来川」を感じました。
  来年度は、ぜひ伝統ある「小来川ふるさと大運動会」を地域の方々と共に実施できることを願っております。地域の方々には、日頃より本校の教育活動に御協力頂き、大変感謝しております。きっと二年分の思いを爆発させ、盛大に行われると共に、地域全体の「チーム小来川」を体験できることと楽しみにしています。