校長室だより
ゾーンに入る・フロー体験
今年は、新型コロナウイルス感染症拡大の影響で、伝統ある小来川ふるさと大運動会はできなくなりました。学校だけの運動会となりました。児童生徒は運動会に向けて、精一杯練習に励んできました。練習や本番で、スポーツ選手が使っている「ゾーンに入る」や「フロー体験」について経験しました。「ゾーンに入る」や「フロー体験」とは、自分のもっているエネルギーが1つの目標に向けて集中して、行動できている状態のことです。運動会は、それが経験できる機会です。
まず、やればできる課題に取り組みます。運動会では、走る、踊る、投げるなどがその課題です。そして、「今やっている行動」に集中します。簡単そうに思えますが、日頃私達は、いろんなことを気にしながら過ごしています。授業中、学習しながら給食は何か考えたり、家に帰ってからやるゲームのことを考えたりします。今やっていること以外のあまりで目の前の学習や運動に集中するのです。しかし、運動会は目の前の種目以外に気を配りません。そんな圧倒的な集中状態なのです。どうすれば勝てるのか、そのために何をしなければならないのか。そのような明確な目標が運動会にはあるのです。
もう1つよいことがあります。「ゾーンに入る」や「フロー体験」は、不快なこと、気になることを忘れることができるのです。今のコロナ禍の無意味なストレスを消し去った状態でもあるのです。失敗の不安に負けず、ただ自らの成功を信じて、自分の行動を高レベルでコントロールしている感覚です。それにより普段ならできないような行動をすることができるのです。今やっている行動と自分自身が一体化する感覚です。
運動会当日は、児童生徒、保護者の皆様とともに、こんなことができたという楽しい思い出になる運動会、大変な1年だったけど運動会はよかったなと思える運動会、気持ちよい時間が過ごせたなと思える運動会になりました。来年度はまた、地域の方々と伝統ある小来川ふるさと大運動会を実施したいと切に願っています。
まず、やればできる課題に取り組みます。運動会では、走る、踊る、投げるなどがその課題です。そして、「今やっている行動」に集中します。簡単そうに思えますが、日頃私達は、いろんなことを気にしながら過ごしています。授業中、学習しながら給食は何か考えたり、家に帰ってからやるゲームのことを考えたりします。今やっていること以外のあまりで目の前の学習や運動に集中するのです。しかし、運動会は目の前の種目以外に気を配りません。そんな圧倒的な集中状態なのです。どうすれば勝てるのか、そのために何をしなければならないのか。そのような明確な目標が運動会にはあるのです。
もう1つよいことがあります。「ゾーンに入る」や「フロー体験」は、不快なこと、気になることを忘れることができるのです。今のコロナ禍の無意味なストレスを消し去った状態でもあるのです。失敗の不安に負けず、ただ自らの成功を信じて、自分の行動を高レベルでコントロールしている感覚です。それにより普段ならできないような行動をすることができるのです。今やっている行動と自分自身が一体化する感覚です。
運動会当日は、児童生徒、保護者の皆様とともに、こんなことができたという楽しい思い出になる運動会、大変な1年だったけど運動会はよかったなと思える運動会、気持ちよい時間が過ごせたなと思える運動会になりました。来年度はまた、地域の方々と伝統ある小来川ふるさと大運動会を実施したいと切に願っています。