日光小学校 学校だより

職員研修(心肺蘇生法・AED)を行いました!

日光市消防署 救急救命士の方々を講師としてお招きし、~大切な命を救うための応急手当~として、心肺蘇生法・AED使用の職員研修を行いました。

今回の研修では、【全職員が救急救命処置の方法を学ぶことにより、いつでも誰もが適切で迅速な組織的対応ができる】といった目標を掲げ、研修に取組みましたお知らせ

救命救急士の方による講習からは、R4年度に改訂された応急手当講習テキストをもとに救命処置の手順について詳しくお話がありました。

・倒れている人=心停止  を疑い、直ちに救急車要請と心肺蘇生・AED使用を行うこと。

いかに早く気付いて処置をする(早期認識と通報+一次救命処置)か、その対応次第で1ヶ月後の社会復帰率(救急隊到着後にAEDを使用した場合:18.6%、住民が救急隊到着前にAEDを使用した場合:43.9%)が大きく変わります。

・要救助者の反応や呼吸の状態を確認する上で「判断に迷う」場合は、「なし」とみなし、処置にあたること。

中でも判断に迷いやすい【死戦期呼吸】は、心停止直後に見られる呼吸のことであり、あえぐように呼吸をしていたり、下顎を動かしたりして呼吸をしているように見えますが、実は非常に危険な状態であり、直ちに救命処置が必要です。

その他、心肺蘇生実施者側の正確な体位やAEDは隙間なくしっかり貼ること、AEDは傷病者の区分によって電極パットやスイッチで切り替える機種があること(パット:小学生以上は「小学生~大人用」未就学児は「未就学児用」、スイッチ:小学生以上は「通常のモード」未就学児は「未就学児用モード」)、小児の心停止に多い原因である心震盪(しんしんとう)について等のお話をいただきました鉛筆

救急車の現場到着時間は、全国平均で10.3分といわれています。心臓が停止してから1分ごとに、救命率は7~10%下がります。もし現場に居合わせたとき、勇気をもって一歩を踏み出し、救命にあたることが大切なのだと今回の研修をもって、改めて学びました。

実技演習後には、気道内異物除去や直接圧迫止血法の方法についても学びました。

日光消防署の講師の皆様、大変お世話になりました。ありがとうございましたキラキラ